空き家になった実家を売る可能性が出てきたとき、不動産会社を一社ずつ探す方法のほかに、一度の入力で複数社へ相談できる査定サービスがあります。ただし、サービスごとに、個人情報が伝わるタイミング、比較できる社数、仲介・買取への対応は異なります。
この記事の結論
比較するのは「どこが一番高いか」ではなく、いつ・誰に個人情報が送られるか、どのような相談先を比べられるかです。まだ売却を決めていない場合は、先に空き家の査定方法の違いを確認してください。
ここでは、LIFULL HOME’S 不動産売却査定、HOME4U、リビンマッチを、公式に公開されている情報をもとに整理します。サービス内容は変更され得るため、利用前には必ず申込画面・公式規約を確認してください。この記事には、現時点ではアフィリエイト広告を含みません。
3サービスの比較表
| 比較項目 | LIFULL HOME’S | HOME4U | リビンマッチ |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社LIFULL | 株式会社NTTデータ・ウィズ | リビン・テクノロジーズ株式会社 |
| 主な相談の入口 | 匿名の簡易査定/具体的な売却査定 | 不動産売却の一括査定 | 不動産売却の一括査定、別サービスとして不動産買取 |
| 一度に相談できる社数 | 匿名査定は公式案内で最大13社・平均4社と表示 | 最大6社 | 最大6社 |
| 対応物件 | 公式の売却査定案内で戸建て・マンション等を案内 | マンション・一戸建て・土地等 | マンション・戸建て・土地等 |
| 地域 | 物件条件・参加会社による | 全国の提携会社から条件に合う会社を案内 | 全国対応を案内。一部対応外地域あり |
| 料金 | 公式案内では無料 | 公式案内では無料 | 公式案内では無料 |
| 情報の伝わり方 | 匿名査定では連絡先を不動産会社へ送らず、詳しく相談したい会社を選ぶ段階で開示 | 依頼先として選んだ不動産会社へ相談情報が送信される仕組み | 物件情報・顧客情報の入力後、最大6社へ査定・相談依頼 |
表は各社の公式案内で確認できる範囲の概要です。「全国対応」でも、物件所在地・種別・条件によって紹介される会社がない場合があります。また、依頼後の連絡方法や回数は、実際に依頼する会社や状況によって異なります。
まず相場感を見てから、相談先を選びたい場合
LIFULL HOME’S 不動産売却査定
LIFULL HOME’Sには、匿名で概算価格を確認する入口と、具体的な売却相談を行う入口があります。匿名査定の公式案内では、所在地を丁目までなどの物件情報で依頼し、氏名・電話番号を不動産会社へ送らずに概算価格や会社情報を確認できる仕組みと説明されています。
詳しく話を聞きたい会社が見つかった時点で、専用フォームから氏名・連絡先を送信し、直接のやり取りが始まります。まだ売却の意思が固まっておらず、最初に相場感や相談先の候補を見たい人は、この段階を分けられるか確認するとよいでしょう。
- 匿名での概算確認と、具体的な売却相談を分けたい
- 連絡先を開示する会社を自分で考えてから決めたい
- 最初は価格の目安・会社情報を確認したい
LIFULL HOME’Sの匿名査定の仕組みを公式サイトで確認する
地方の実家も含めて、地域に詳しい会社を探したい場合
HOME4U
HOME4Uは、NTTデータ・ウィズが運営する不動産売却の一括査定サービスです。公式案内では、全国約2,500社の提携不動産会社から、最大6社へ査定依頼できるとされています。地域密着型の会社を含めて、物件条件に対応する相談先を探す入口の一つになります。
HOME4Uの案内では、査定を依頼する会社を最大6社まで選べる仕組みが紹介されています。依頼しない会社へ相談情報が送られないか、フォーム上でどの会社を選んだ状態になっているかを、送信前に確認します。
- 地元の相談先が分からず、大手・地域密着型の両方を候補に入れたい
- 同じ条件で複数社の説明や査定の根拠を比較したい
- 一戸建て・土地・マンションについて、対応会社を探したい
仲介だけでなく、直接買取も別に比較したい場合
リビンマッチ
リビンマッチは、不動産売却の一括査定のほか、不動産買取の相談入口も用意しているサービスです。売却一括査定の公式FAQでは最大6社、物件条件に対応する不動産会社へ相談できると案内されています。全国対応を案内していますが、一部の地域では取り扱いがない場合があるため、物件所在地を入力して確認します。
仲介で市場の買主を探す方法と、直接買取の相談を混同しないことが大切です。売却一括査定と不動産買取は別の入口なので、どちらへ依頼するかを送信前に確認します。買取を検討する場合も、仲介と買取の違いを読んでから条件を比べると判断しやすくなります。
- 仲介の相談と直接買取の相談を、別の選択肢として確認したい
- 物件の地域に対応する複数社を比較したい
- 建物の状態・家財・売却時期を踏まえ、売り方自体から整理したい
個人情報はいつ、誰に送られるか
一括査定を使う前に最も確認したいのが、物件情報・氏名・電話番号・メールアドレスが、どの段階でどの会社に送られるかです。
| サービス | 公式案内で確認できる流れ | 申込前に見る点 |
|---|---|---|
| LIFULL HOME’S 匿名査定 | 匿名で概算依頼し、直接相談したい会社を選ぶ段階で連絡先を送る案内 | 匿名査定と通常査定のどちらを使うか、送信先の会社数 |
| HOME4U | 物件情報を一度入力し、対応する会社へ一括査定依頼する案内 | 依頼先として選択されている会社、最大社数、利用規約 |
| リビンマッチ | 物件情報と顧客情報を入力し、最大6社へ査定・相談依頼する案内 | 売却か買取か、依頼先、個人情報の取扱い |
「営業電話が来ない」「連絡が少ない」と一律には言えません。連絡を望む時間帯や方法を入力できるか、問い合わせ窓口・プライバシーポリシー・利用規約を確認し、不要になった場合の連絡先も控えておきます。
査定価格を受け取った後に比べること
査定額に差が出たときは、最も高い数字だけを選ばず、根拠と条件を並べて確認します。
- 価格の根拠になった取引事例・土地と建物の見方
- 販売期間の想定と、その間の管理負担
- 家財、修繕、解体、測量・境界を誰がどう扱う想定か
- 仲介手数料や売却までに発生し得る費用
- 契約不適合責任、引渡し時の条件、解除条件
- 遠方からの鍵・内覧・郵送・本人確認の進め方
空き家の家財が残る場合は、処分を急がず、実家で見つけたものを捨てる前の確認ガイドも参考にしてください。
サービスを使う前のチェックリスト
- 売却・買取・相場確認のうち、今回は何を相談したいか
- 物件の所在地・名義・家財・建物状態を分かる範囲で整理したか
- 氏名・電話番号・メールアドレスが送られる段階を確認したか
- 最大何社に送るか、どの会社を選ぶかを確認したか
- 査定額だけでなく、説明の根拠・条件・担当者の対応を比べる予定か
まとめ
不動産査定サービスは、売却を急ぐためのものではなく、比較できる相談先を見つけるための入口です。匿名で概算を確認してから相談先を選びたいのか、地域の会社を含めて比べたいのか、仲介と買取を別々に確認したいのかで、使いやすい入口は変わります。送信先と個人情報の扱いを理解したうえで、査定額の根拠と売却条件を比べてください。
情報源・確認日
- LIFULL HOME’S:匿名査定
- HOME4U:不動産売却の一括査定
- HOME4U:はじめての方へ
- リビンマッチ:不動産売却
- リビンマッチ:よくある質問
- 国土交通省:高齢者の自宅の売却トラブルにご注意ください!
情報確認日:2026年9月3日。掲載内容は公式サイト上で確認した範囲です。対応地域、提携会社、依頼社数、個人情報の取扱いなどは変更される場合があります。最終的な条件は各サービスの公式申込画面・利用規約で確認してください。

